センター長 挨拶
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農学部附属フィールド科学教育研究センター長
 山田 宜永(YAMADA Takahisa)

 1949年(昭和24年)に新生国立大学として新潟大学が創立され、旧中蒲原郡村松町にあった新潟県農林専門学校(現・村松ステーション)を母体として新潟大学農学部が設立されました。
また、佐渡の演習林(現・佐渡ステーション)も歴史は江戸時代に遡ります。旧農学部附属農場(現・耕地生産部「村松ステーション、新通ステーション」)と演習林(現・森林生態部「佐渡ステーション」)と新規設立の企画交流部が合体し、フィールド科学教育研究センターが発足しました。  
この間、企画交流部は対外連携の企画立案や事業を実践してきました。具体的には長岡市森光地区との地域交流、刈羽村のバイオドーム、新潟市農業活性化研究センター発足協議や県内外の農業研究機関等との連携があります。森林生態部は朱鷺放鳥や佐渡の天然林紹介で、新聞テレビ等で報道される場面も多くありました。
耕地生産部においては近隣住民の親子農業体験事業や五泉市立愛宕中学の農場実習等を実施してきました。  学部教育としては基礎農林学実習をはじめ、フィールドセンターは学部内外の実習の場として機能しています。佐渡ステーションは文部科学省の教育共同利用拠点に認可され、学外の教育機関との連携を更に深めていきます。村松ステーションは五泉市ニット産業との連携事業やブランド乳製品の開発や五泉市立愛宕中学との教育連携を更に進めていきます。新通ステーションは新潟市西区との連携事業を通じて地域の農業教育を進めています。
また、新潟市に新設される新潟市農業活性化研究センターとの連携も提案しています。  21世紀は農業・農学および環境の世紀といわれています。食料問題、気象変動、環境問題に待ったはありません。当センターはフィールド教育・研究の担い手としてその最前線でありたいと思います。
2013年から教職員スタッフが増員され、充実したスタッフで新規の事業を展開していきます。
                                                     2015年4月