新潟大学|地域連携フードサイエンスセンター
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センターの主な活動

新潟大学地域連携フードサイエンス・センター
  シリーズ講演会「食品のサイエンステクノロジー」
第6回(平成18年3月17日)」
テーマ「お酒の魅力を探る」
講演 1) 「日本酒の未来について−注目の山形酒の特質−」
 小関 敏彦 氏(山形県工業技術センター生活技術部酒類研究科長)
2) 「ワインを取り巻く最近の話題」
 萩原 健一 氏(株式会社岩の原葡萄園代表取締役社長)
当センターでは、食品関連分野の基礎的な知識を深めていくために、各分野の専門家をお招きし、シリーズ講演会を開催しています。
 第6回講演会では、食品のうちでも特に新潟県が強いお酒の魅力に迫りました。
 あえて、お隣の山形県で活発に展開されている日本酒の高品質化と、日本のワイン製造の草分けである岩の原ワインについて、専門家から長年にわたる蘊蓄を語って頂きました。酒造メーカーや食品関連企業、行政関係者を始めとした約70名の参加者は非常に熱心に講演に集中し、活発な質疑も行われました。

【講演要旨】
1) 日本酒の未来について−注目の山形酒の特質−

小関 敏彦 氏 (山形県工業技術センター 生活技術部 酒類研究科長)

 現在、日本酒の製造方法は低コスト生産型と高付加価値生産型に大きく2分され、
それぞれが各々の目標に向かってさまざまな技術開発に取り組んでいる。
 歴史的に見て本県が属する地酒と言われる括りのなかでも、さまざまな流行が生まれてきた。販売数量全国第12位、全清酒製造業者数57社と全てが中小・零細メーカーである本県酒造業界が、ボーダーレスや激しい流通変革の時代に産地イメージの確立やより強い個性(酒質)を表現するため取り組んできた技術的・営業的な活動内容について具体例を挙げながら紹介する。
2) ワインを取り巻く最近の話題

萩原 健一 氏(株式会社 岩の原葡萄園 代表取締役社長)
 明治以降に始まった日本のワインづくりとワイン飲酒習慣。明治10年、山梨からワインづくりのためフランスに派遣された二人の青年、新潟県の川上善兵衛らの先駆者が出てきた。善兵衛が交配した新品種マスカット・ベーリーAは日本の赤ワインぶどうとして現在も用いられている。しかし、酸味のあるワインは長い間ほとんど受け入れらなかった。
 ワイン市場が本格的に拡大し始めたのは、昭和45年頃からであった。ワインづくりも北海道、長野、山形等でも行なわれ、今では世界のワイン情報を得て日本ワインも一定の評価を得るまでになり、一人当たりワイン消費量が約3Lとなった現状を紹介する。

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