新潟大学|地域連携フードサイエンスセンター
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大学生のための食育セミナー

食育セミナー当日の様子(過去の開催について)

講演1「笹だんご物語〜歴史、特徴について〜」

講師:株式会社 田中屋本店 田中幸江 氏

歴史(由来)

(1)戦国武将、上杉謙信が考案した
(2)上杉謙信の家臣が考案した
(3)上杉謙信の家臣の菓子職人が考案した
(4)郷土料理としていつからか庶民が考え作り出したという説
上記4説の内、一番信憑性のある説は(4)であると推察される

端午の節句と笹だんご

旧暦の端午の節句に無病息災を祈って食されてきた笹だんご。5月は田植えを前に慎む物忌の月、故に香気の強い菖蒲やヨモギを軒端にさし災厄や邪気を祓い、同じ意味から笹巻のお菓子が作られるようになった。

笹だんごの材料

(1)笹
古くから食品の保存に使われてきた。笹の葉に含まれるビタミンKや安息香酸の抗菌、防腐効果によるもの。
薬効として健胃整腸・糖尿病・利尿・心臓病・高血圧・貧血・虚弱体質・不眠症・口臭・皮膚病・切り傷・痔・肌荒れ。

(2)ヨモギ
枯草の中でいち早く緑を萌えさせる草である。良く萌える草と言う意味から蓬となったといわれている。
ヨモギに含まれるクロロフィルは吸収されやすく、体内に入ると血行をよくして体を温め血圧を下げる効果やインターフェロンを増やし癌を抑制する効果が認められている。
薬効として神経痛・腰痛・肩こり・冷え性・生理痛・高血圧。

(3)餡
小豆は日本では吉事、凶事を問わず年中行事や儀式に用いられ魔除けにも用いられる。サポニンは水分の代謝を高めむくみを取る、皮膚の炎症を抑える作用がある。

特徴

500年ほど前から新潟で作られている笹だんごは笹の防腐作用により、常温で長期保存 できる食べ物である。貧しい時代に貴重な米・食糧を無駄にしない様、工夫された食べ物である。次の100年も新潟人のソウルフードとして残しておきたい食べ物と言えるのではないか。

新潟大学「新潟の食の魅力を知り、健康栄養力を向上させる学生向け食育シリーズセミナー」事業