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卒業研究紹介

卒業研究紹介写真

生態系に配慮した農業水路の設計

私たちはどこまで環境にやさしくなれるのだろうか? 
-魚の泳ぎやすさを考えた農業水路の設計に挑戦-

 「環境にやさしく」と言うのは簡単ですが、実際にどうすればよいのでしょうか。農業生産に欠かせない農業水路。コンクリートで作ったまっすぐな水路が最も効率的ですが、これに屈曲部やくぼみをつけてやれば、魚たちにはずいぶんすみやすくなります。そこでまずは観察。農業水路で魚たちの生息活動を調べ、次いで、実験室で模型を作り、水路構造物を設計していきます。確かな技術の裏打ちにより、環境への優しさを実現していきたい。若い人たちの情熱と挑戦を期待しています。

農業排水路での魚類調査。フナ,タモロコ,オイカワ・・・・と豊かな生態環境を形成しています
農業排水路での魚類調査。フナ、タモロコ、オイカワ・・・・と豊かな生態環境を形成しています

土のキャピラリー・バリア機能を利用した節水かんがい農業の開発

海外への技術協力により、乾燥地・半乾燥地を農業生産の豊かな地にしよう

 地球温暖化問題を契機に、農業生産性の向上と環境保全を両立しうる持続的な農業・農村開発が強く求められています。土のキャピラリー・バリア(毛管障壁)機能を利用した、節水かんがい法の開発に取り組んでいます。用いる材料が砂と礫であるため、廉価でかつ環境調和性に優れており、特に海外の半乾燥地域や荒蕪地帯における小規模かんがい農法として展開が期待できます。

キャプション

温室効果ガス排出削減量・吸収量の認証制度を活用した水稲栽培の付加価値化

農家は水稲栽培で削減に努めた温室効果ガスを売却して利益を得る

 J-クレジット制度を活用して、水稲栽培における温室効果ガスの排出削減量(クレジット)の認証を受けます。クレジットの売却益が得られるだけでなく、低炭素社会実行計画の目標達成や地域活性化に貢献します。

温室効果ガスの削減が水稲栽培に新たな付加価値を与える
温室効果ガスの削減が水稲栽培に新たな付加価値を与える

農産物内部品質の非破壊測定技術の開発

光を使って野菜の中を覗いてみよう

 収穫後の農産物には、外観からは分からない病害・虫害あるいは異物などが混入し、食品として流通に不適な品質のものがあります。そこで、光センシング技術を応用し、破壊することなく内部品質を測定できる技術が開発されつつあります。農産物の価値を維持し、かつ安全で安心な農産物だけを消費者に提供するための研究です。

外からわからないが、内部には障害がある大根
外からわからないが、内部には障害がある大根