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森林環境学コースの紹介

森林環境学コース

コースを構成するキーワード/持続可能な生態系管理・野生動・植物の保全・自然災害の軽減と防止・地球を測る

コースの特色

 「自然との共生」をテーマに、森林に代表される生態系の構造と機能、野生動植物の生態や保全に関する科学的基礎知識について学ぶとともに、それらを調査して総合的に分析・評価するための手法を修得します。
 そして、森林生態系の機能を損なうことなく資源を有効に利用するための管理方法についての講義、森林造成・保全の作業、森林経営・林道・砂防施設の計画、設計に関する演習・実習を通して、“生態系の持続的利用”のための高度な応用技術を持つ森林管理技術者“フォレスター”を養成します。
併せて、開発による環境への影響を最小限に抑えるための計画や、様々な生態系の機能を回復させたり、新たな環境を創出したりするための知識、技術を学ぶことによって、自然環境調査や緑化分野の技術者・研究者としての素養も養成します。
 卒業後は、国、県、市町村、および各種団体の森林管理技術者・研究者の他、自然環境調査関連企業、緑化・造園関連企業、および測量・地域計画コンサルタントなどでの活躍が期待されています。また所定の単位を修得すれば、2級ビオトープ管理士資格試験の一部免除や、樹木医補および森林情報士2級の資格取得などが可能になります。

現場で学ぶ!(持続可能な森林経営演習)

現場で学ぶ!(持続可能な森林経営演習)
森林にかける情熱に現場でふれる!

 森林はさまざまな恵みを私達に与えてくれます。木材もその大きなひとつです。そして、その木材は人工林から来ています。
 現在、日本の森林の4割は人工林です。森林を知る上で、人工林のことも勉強する必要があります。
 写真は「持続可能な森林経営演習」の一コマで、東京都檜原村の私有林を訪問した際の様子です(ちなみに説明してくれているのは日本でも有数の林業家です)。
 どのような思いで山林経営をされているか現場で話を聞き、今後の林業のかたちとはどうあるべきかみんなで考えました。
 こうした現地見学や授業・実習・演習を通して再生産可能な資源である木材や人工林のことも森林環境学コースで学びます。

森林施業を通して希少猛禽類を蘇らせる

森林施業を通して希少猛禽類を蘇らせる

 ニホンイヌワシ(右写真)は全長90cm,翼長2mを越える大型の猛禽類でわが国の山地帯に生息していますが、現在、絶滅の危機に瀕しています。
 主な原因として、森林の管理が行き届かなくなったことにより、本種の好むエサ場環境が著しく減少したことがあげられています。
 私たちは、森林施業を通してイヌワシが生息できる環境を創出し、繁殖成績を向上させることができる再生ビジョンづくりを進めています。
 希少動物を守る、あるいは鳥獣害を防ぐ上で、生態学、統計学、GIS・リモートセンシングなどの知識および技術が必須ですが、森林環境学コースでは、授業・実習・演習を通して、系統的にこれらを学ぶことができます。

取得できる資格

技術士補(森林)、測量士補、高等学校教諭一種免許状(農業)、樹木医補、自然再生士補、森林情報士2級(森林リモートセンシング・森林GIS)、GIS学術士

受験しやすい資格

ビオトープ管理士

過去の卒業論文テーマ例

  • ・広葉樹林の再生に関する研究
  • ・異なった光条件におけるクローナル植物ハナイカダの繁殖戦略
  • ・融雪遅延がブナの樹幹内温度と開葉タイミングに与える影響
  • ・東アジアの森林におけるエアロゾル中炭素成分の沈着プロセス
  • ・餌資源の季節変化に伴う野ネズミの生息場所選択
  • ・高分解能衛星データを用いた人工林の密度推定法の検討
  • ・佐渡大河内川における土石流発生後のStep-Poolの形状
  • ・地震災害地における山地斜面の振動特性
  • ・冬眠タンパク質(HP)を指標にした冬眠進化プロセスの解明

過去の卒論テーマ写真1

過去の卒論テーマ写真2

過去の卒論テーマ写真3