日本畜産学会の感想

一関 里子

学会当日の早朝、私は小樽港から朝焼けを見ていた。


朝5時。一時間遅れて私たちの乗ったフェリーが北海道の地に辿り着いたのだ。
先日の台風の影響で、夜の日本海は荒れており、フェリーは大揺れであった。
私は船酔いと酒酔いをすり替えようと、頑張って酒を飲んでいた。
結局、自分が何に酔っていたのかわからないが、極度の船酔いは免れた。
そして私の隣には、おそらくは船に酔ったであろう三上が死んだ魚のような目をして立っており、三半規管が壊れている(?)いつきはケロリとしていた。

学会は午後から始まる。
私たちは小樽の市場(午前3時からやっている)へ行き、朝ご飯を食べた。
 北海道=カニ=高い→でも食いたい
みたいに考えていた私達だが、市場のおじさんおばさんは「カニ、試食していって!うちのは美味いわよ!」と次々と差し出してきた。
幸せだった。
我々のカニ欲は満たされた。

ちなみに朝ご飯は海鮮系の丼を食べた。おいしかった。
フェリーの酔いが報われた感じであった。

午後、札幌駅で西海先生と合流。
お昼ご飯はサッポロラーメンを食べた。

ところでサッポロラーメンってなんだ?

私達は「サッポロ一番 塩ラーメン」のおかげで、「塩でバターの入ったもの」がサッポロラーメンかと思っていたが、どうやら違っていた。
北海道の人に聞いても、「いろんな味があるよ〜。」「塩?」「バター?」「そんなことないよ〜。」と返ってきた。
な〜んだ。違うのか。

他にも、北海道にはジャガバターがいたるところで食べられるものだと思っていたが、結局今回の北海道滞在中には巡り会うことができなかったのだった。
偏見だったのだろうか。

話がそれたが、サッポロラーメンはちょっとしょっぱかったけど、おいしかった。

食べ物の話ばっかりだが、ちゃんと学会にも参加したのだ。

↓懇親会会場のサッポロビール園


↓ジンギスカンとか。


↓「さっちゃん」と「ぽろくん」

ここ、ビール園では、研究室のみんなにもジンギスカンのおいしさを味わってほしくて、「ジンギスカンキャラメル」を購入した。
売ってる人が「まずいから売れるんだよね〜。」って。

↓二次会、すすきのの町並み。妖しいお店もたくさんあったよ。


飲み会の画像ばっかりだけど、ちゃんと学会にも参加したのだ。


翌日、自分の発表の日。



ほら、ちゃんとポスターの前で説明とかしたんだよ。

でも内容はひみつ〜。

午後は、北海道大学の食肉加工場見学とそこでの教育についてのお話を聞き、そこの製品で昼食。

ベーコンがうまかった〜!

北大には屠殺から加工までスムーズに作業できる設備があって、実にうらやましい限りであった。
残念ながら私の大学には加工場がない。
ほしー。
バターやチーズも作れるのだ。うらやましい!!!



その後、酪農学園大の先生の好意で酪農学園大を見学させて頂いた。
これまた、いい設備が揃ってて、うらやましー!!!

まぁ、隣の芝生は青いとは、こういうことを言うのかもしれないが、うちの芝生が青いとは到底思えなかったよ・・・・。
いいの。うちの研究室は愛があるから!(?)

そして酪農大の先生に送っていただき、その日のホテルに行きました。
途中クラークさんの像を見に寄っていただき、大変お世話になりました。
ありがとうございました!このご恩はいつか必ず・・・!


BOYS BE・・・(ってマンガ昔あったな。)
クラークの手から白い粉が出て幸せになるといいね。(なんかと間違ってるよね。)


そんなこんなで北海道での学会が終了しました。
ここで得たことを今後の研究や人生にしっかりと生かせるようにしよう。
(とりあえず、カニは買わなくても食えるってことかな!なんつって!

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