ケーシング工場見学の感想
江口 由姫
9月1日、ケーシング工場を見学させていただきました。ケーシングとなる腸を得るために羊の命を取るとういう衝撃的なビデオを見せていただき、いつも命をもらっているんだと考えさせられました。また社長からは「牛腸は10年前は15kg弱であったが最近は17kgと大きくなり腸も大きくなっている。しかしオーストラリア産は20kgと大きいがニュージーランドより腸が細い。オーストラリア産は臭いがきつい。」など話を聞かせていただきました。工場内では大きな樽の中にケーシングがたくさん入っていて蓋を開けると乳酸の発酵が進んだ匂いがしました。またケーシングのサイズを一本一本見極める作業では見ているだけでは何をどうしているのかが全く分からず、教えていただくまで分かりませんでした。しかし従業員の方は慣れた手つきで素早く作業を行っていて、普通ならケーシングを一本ずつ棒に巻く作業を2本一緒に棒に巻いていました。これはもう技にしか見えませんでした。棒に巻きつけたケーシングに甘皮が付いている場合は手作業で取り除いていました。この甘皮があると黒く変色するためこのひと手間が大切なのだそうです。今までソーセージは値段的に安いと感じたことはありませんでしたが、この見学での一つ一つの手作業を見させていただき決して高い値段ではないと思いました。伊社長、坂田先生、現場で働いていた従業員のみなさん、この度は大変お世話になりありがとうございました。
見学後は生田神社や南京町、ポートタワーなど観光を畜製4年生のみんなで楽しみました。西海先生には長距離の運転をしていただき感謝しています。ありがとうございました。車中でのトンネルを何秒で通り抜けるかみんなで言い当てながらのドライブはとても楽しかったです。