ケーシング工場見学の感想

小林 里恵

 8月31日から3日間、西海先生、金さん、4年生4人でケーシング旅行へ神戸に行ってきました。この旅行は出会いの多い楽しい旅でした。行きのフェリー内では、神戸に住むおばあさん、牧場経営のご夫婦、工場見学では、麻布大学の坂田先生や伊社長やケーシング工場の方々、神戸の街では新聞記者、南京町のお店の人々、帰りには林君のご両親、たくさんの人と触れることができました。また、神戸の夜景、移動中の琵琶湖や山の中の植物、帰りの日本海など風景もきれいで感動的でした。
 旅行のメインであるケーシング工場見学では、食品工場であるため衛生には気をつけなければなりません。白衣・長靴・帽子を着、手をしっかり洗い、エアーシャワーも浴びて見学をさせていただきました。現場で働いているのは女性が多く、男性は僅かにいましたが、チェックを行う仕事を担当しているようでした。ひとつの机に二人組みで分担しながら作業していました。水中でケーシングの洗浄、ケーシングの中に水を入れて穴が空いていないか確認、プラスチックの棒にケーシングをはめる、これらの作業は簡単に行っていましたが、毎日の積み重ねであんなに速いスピードで淡々とこなせていけるのだろうと思いました。同じ作業を繰り返し行う仕事は女性が強いと聞いたことがありますが、いきいきと仕事をこなす元気な姿から、女性は強し、と感じました。また、この大変な洗浄作業を経てケーシングを利用し、私たちはソーセージを食べることができるのだと知り、ありがたいなぁと思いました。
 工場見学の後は、先生と金さんと別れ、4年生4人で神戸の街を堪能しました。三ノ宮駅から生田神社までひたすら走って念願のお守りを手に入れた事から始まり、夕方は元町センター街で買い物を楽しみ、夜は南京町を歩いて買い食い。広場のベンチで食べた肉まん、六甲牧場の濃厚なソフトクリームはとてもおいしかったです。お昼にケーシング工場で食べたお弁当でお腹いっぱいだったので、それほど食べられなかったのが残念でしたが、南京町は食べ物だけでなく、雑貨屋さんもたくさんあり、見ているだけで楽しい空間が広がっていました。そんな雰囲気の町ですが、一本違う通りには高層ビルが建っており、車もたくさん走っているというギャップのある不思議な空間でした。
 夜はポートタワーで夜景を眺め、モザイクガーデンの観覧車のネオンや、部屋や車のライトで作られる夜景を見て感動しました。私は石山さんがポートタワーを抱える姿を写真におさめるのに必死でした。良い写真が撮れました。
  3日目は朝、摂津富田で先生に拾ってもらい、様々なSAによりながら新潟を目指しました。尼御所では蜃気楼も心の目で見て、海ではごあにナスやみかんを投げて遊びました。さらに、富山では林君の実家にも突撃訪問をし、しかも、彼女(仮)紹介をするというびっくり企画付。その企画に緊張するなんともいえない林君の姿は今でも(これからも)忘れられません。また、トンネル秒数あてゲームもあり、とても楽しく帰りの車の中を過ごすことができました。充実した旅行になってよかったです。
 ずっと車を運転してくださった西海先生、楽しい時間を過ごせた4年生のみんなに感謝します。ありがとうございました。またみんなで旅行に行きたいです。




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