研究紹介

ツキノワグマの行動を読む <箕口秀夫 教授>

一日の生活イメージ

出る、出ない!オバケ!?いいえ、クマ!!
 毎年秋になると「クマが里に下りてくるか、こないか」が話題になります。それを予測するため、ツキノワグマの冬眠前の行動や冬眠中に子グマを産むのかが、秋季の重要な餌であるドングリなどの実り具合に左右されているかどうかを、カメラトラップ(自動撮影装置)やシードトラップ(木の実捕捉器)を用いて調査しています。


田んぼダムで洪水を制御 <吉川夏樹 准教授>

田んぼで洪水を防ぐ!
●田んぼダムって何?
田んぼがもともと持っている水を貯める機能を利用し、大雨が降った時に田んぼに一時的に貯留して、洪水被害を軽減する取組です。平成14年度に旧神林村(村上市)で全国に先駆けて開始された新潟発祥の技術です。
●田んぼダムってどうやってやるの?
田んぼの排水口に排水管より小さな孔を設けた調整板を設置するだけで簡単に取り組めます。
●今何で田んぼダムが注目されているの?
近年、局所的な豪雨(ゲリラ豪雨)による洪水被害が多発しており、簡便・安価・迅速な洪水対策が必要になっています。

デジタル空中写真を用いた新潟市海岸林のモニタリング <村上拓彦 准教授>

空からだって森が見えるんです!
 海岸林は主にクロマツで構成されているのですが、近年マツ枯れによってその本数が減少しています。新潟市の海岸林の現状を把握するためデジタル空中写真を用いた解析を行いました。クロマツと混交している広葉樹の分布状況をマッピングしたり、樹高の推定をステレオペア画像から行ったりしました。


温室効果ガス排出削減量・吸収量の認証制度を活用した水稲栽培の付加価値化 <長谷川英夫 准教授>

英語学習イメージ

農家は水稲栽培で削減に努めた温室効果ガスを売却して利益を得る
 J-クレジット制度を活用して、水稲栽培における温室効果ガスの排出削減量(クレジット)の認証を受けます。クレジットの売却益が得られるだけでなく、低炭素社会実行計画の目標達成や地域活性化に貢献します。


DNA解析で未来を拓け!無花粉スギの超高速育種 <森口喜成 准教授>

 

ヒートポンプ利用による省エネハウス栽培 <大橋慎太郎 助教>

ヒートポンプなどによる再生可能エネルギーをハウスに利用して、地球温暖化を抑制使用とする研究です。