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教員紹介

  • 食品科学プログラム
  • 流域環境学プログラム
  • 顔写真:中野 和弘
  • 中野 和弘

    教授

    担当講義:
    流域環境学

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グリーティング

日本の食料は、自給率39%という数字が示しているように、海外からの食料輸入に依存しています。
これに対して「今後、自給率を向上させよう!」と言われても、平均年齢67歳の農家の方に「これからさらに頑張って、たくさん栽培して下さい!」と言うのは、あまりにも無責任です。
これからの日本農業は、きつい、きけん、きたない(いわゆる労働の3K)の他に、高年齢化対策、高効率化対策、軽労化対策、後継者対策などの新4Kを加えた「7K」を克服しなければなりません。
 その解決には、農家の作業を労働力や技術力、知識力の面から支援することが必要になってきます。
私は、下に示すような研究テーマを通して、農家の方の経験や知識を農業機械・農業施設・食品工業に反映させて、老齢の農家や経験の少ない後継者がもっと楽にもっと効率的にもっと経済的に、農業できるように研究しています。
 さらに、農業を通して地球温暖化防止に貢献できる技術も開発しています。
 これらの研究は発展途上中の国々で応用可能であり、結果的に「地球環境に優しい農業生産」を実現できるものです。
 現在、国内大学の研究者や東南アジアを中心とした国々の研究者と共同研究を進めております。

研究分野・テーマ
1.微細藻類による燃料と栄養食品を作るプロジェクト
我が国は、使用する石油の 99 %を輸入に頼っています。
一方、最近話題になっている微細藻類から燃油を製造する技術は、欧米に大きく遅れをとっています。
本研究では、新潟のような低日照・積雪寒冷地域においても、 BDF (バイオ燃料)の原料となる微細藻類を周年的・効率的に生産するための効率的培養システムを開発しています。
現在は、微細藻類のための効率的培養空間(フォトバイオリアクター)を製作し、低日照・積雪寒冷地域で藻類の周年・大量培養、増殖速度の最適制御を行うための基礎技術を開発中です。これには植物工場に用いられる技術も応用しています。
また、藻油精製後の残渣物は、機能性食品(優良アミノ酸を高濃度に含有している)としてのかちがあるため、その有用性も研究しています。


2.インフルエンザ・ワクチン製造不適卵の非破壊検出装置の開発
新型インフルエンザの発生は、「時間の問題」と言われています。その場合の流行規模は、日本国内の罹患者数 3,200 万人、最大死亡者数 64 万人と推定されています。
現在、日本のワクチンメーカーはニワトリの有精卵でワクチンを製造していますが、原料の有精卵に中死卵(成育途中で死んだ卵)が混入した場合、ワクチン原液の破棄・供給量不足など重大な結果を引き起こしています。
本研究室では、近赤外光や可視光線を用いて、ワクチン製造に不適な中死卵等を高速・高精度で検出する装置を開発中です。

  • インフルエンザ・ワクチン製造不適卵の非破壊検出装置(試作機)
    インフルエンザ・ワクチン製造不適卵の非破壊検出装置(試作機)

3.農産物内部品質の非破壊測定技術の開発
地球温暖化による気象変動の影響も受け、農産物内部に腐敗や変色などの内部障害が発生するようになりました。本研究では、「食の安全・安心」を確保するための技術として、農産物内部の品質を非破壊的に測定する技術について選別機メーカーと共同研究を行ってきました。
その結果.近赤外分光方式による内部障害大根の検出機を共同開発し、山口県の選果場に納入しました。現在は、他の農産物の内部障害(腐敗、空洞、コルク化等)の非破壊検出について研究しています。
同様の方法を応用して、タイの国立大学と農産物の内部品質(糖度、ビタミンC、酸度等)の非破壊測定法について共同研究中です。教員とともに学生も相互訪問して、強い交流関係を築いています。

  • 内部障害大根検出機の共同開発(山口県内選果場に納入、運転中)
    内部障害大根検出機の共同開発(山口県内選果場に納入、運転中)

4.ハウス内メロン栽培の知的灌水制御システムの開発
高級ネットメロンのハウス栽培において、土壌水分の管理は重労働で篤農家(熟練技術を持った農家)の技術や経験が必要となる精細な作業です。本研究では、篤農家の技術や経験をファジィ理論で表現し、メロンの各生育段階で最適な土壌水分に制御する自動灌水システムを開発しました。ファジイ制御区では、日射量、土壌水分、ハウス内温度および大気圧などから24時間後の土壌水分値を予測して、不足する水量を自動灌水します。その結果、ファジィ制御区は篤農家が手動で灌水した水量(慣行区)よりも約49%も節水することができました。果実糖度と外観等級は篤農家の栽培したメロンと同等の結果であったことから、本研究のファジィ制御方式は、ネットメロン栽培における灌水作業の時間短縮や節水効果、無人化などに有効であることが示されました。
本研究は、中国での節水型灌漑栽培システムとして応用する技術開発について、中国農業大学や寧夏大学と共同研究中で、相互訪問しております。

  • ハウスメロン栽培時の自動灌水制御結果(ファジイ制御で49%の節水を達成)
    ハウスメロン栽培時の自動灌水制御結果(ファジイ制御で49%の節水を達成)
研究業績・略歴

研究者総覧をご覧下さい

> 研究者総覧:中野 和弘
アルバム
  • キリンビールへ研修 総勢17名の研究室メンバーが参加して、製造工程や瓶内異物検出工程を見学
    キリンビールへ研修 総勢17名の研究室メンバーが参加して、製造工程や瓶内異物検出工程を見学
  • 中国の寧夏大学と科学技術に関する共同研究調印式(現在も相互訪問中)
    中国の寧夏大学と科学技術に関する共同研究調印式
    (現在も相互訪問中)
  • 中国のおもてなし(料理の皿にまた料理!)日本の学生も完食できなかった
    中国のおもてなし(料理の皿にまた料理!)
    日本の学生も完食できなかった
  • 共同研究でタイの大学を訪問(市内の移動はトゥクトゥクで!)パスポートデビューの日本院生も満喫!
    共同研究でタイの大学を訪問(市内の移動はトゥクトゥクで!)
    パスポートデビューの日本院生も満喫!
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