信濃川水系小屋柄沢川の砂防堰堤
(1)信濃川水系 小屋柄沢川の砂防堰堤を右岸側から撮影
この写真の堰堤は,昭和44年4月に融雪により水沢地すべりが発生した後,建設されたもののようである.今回の地震により袖部がA〜Cのように破損した.
(2)小屋柄沢川の砂防堰堤の天端
コンクリートの打ち継ぎ目を境に堰堤の袖部が下流側に移動している.
(3)コンクリートの打ち継ぎ目
右側のブロックが下流側(画面下)へ移動したため,堰堤と堆砂敷との間に大きな空隙ができている.継ぎ目のコンクリートが欠損している.
(4)袖部を堰堤下流側から撮影
袖部の移動距離は下流側へ約25cm..
(5)砂防堰堤の上流側の水田に見られる噴砂
砂防堰堤上流側の水田では,ところどころで噴砂現象が見られた.
(1)水沢新田地すべりを末端部から撮影
水沢新田地すべりは,昭和44年4月に融雪により発生した.地すべり地頭部には大規模な滑落崖が形成され、地すべり土塊は流動化して泥流となって下流に流下し河道を閉塞した.
(2)水沢新田地すべりの滑落崖
今回の地震により滑落崖が崩壊した.崩土は滑落崖の直下に堆積している.
(3)滑落崖下の土留め
過去の地すべりの崩積土も移動したようで,滑落崖下の土留めに新たな亀裂が生じていた.
(4)滑落崖下の亀裂
地すべり末端部から見て右側の滑落崖の直下に,滑落崖(画面右)と平行に亀裂が生じ,画面左側の地面が沈降している.
(5)過去の地すべり崩積土上の作られた水田
水田の中央部が隆起している.上にある水田との境界の土留めブロックが下側に押し出されている.