佐渡ゼミ…島内外の研究者によるセミナー。ゼミの様子はブログ

佐渡ゼミは島内外の研究者が実習・調査などで来島される際に、最新の研究を一般向けに紹介していただく機会として開催しています。

2016年度

第21回 5/21(土) 16:30-17:30  於:佐渡ステーション
西野貴子先生(大阪府立大学大学院)「蛇紋岩植物への華麗なる転身!? ~サワシロギクの湿地からの挑戦~」終了
種分化の好例である蛇紋岩植物は、物理的にも化学的にもストレスの多い土壌で生育しています。全国の湿地に生育するサワシロギクには、その蛇紋岩土壌に侵入した集団があり、生態的に分化しています(生態型)。このサワシロギクを例に、種分化という時間をタイムマシンのように逆行したいと思います。まだ旅路半ばですが、さて、いずこへ。

第22回 5/23(月) 20:15-21:00 於:佐渡ステーション
井鷺裕司先生(京都大学大学院)
「大量遺伝情報解読による生物多様性保全」終了
井鷺先生は主に遺伝情報を元に国内外の生態系の理解や生物多様性の保全に尽力している日本を代表する研究者です。この機会にぜひお越しください。

第23回 6/22(水) 19:00-20:00 於:トキ交流会館 2階会議室
斎藤真一郎さん(斎藤農園)
「環境保全型農業の展開」終了
斎藤さんは、佐渡トキの田んぼを守る会の会長で、長年、地元で農業にたずさわり、 様々な農作物(お米、果実など)を生産されています。今回は、農業の現場で取り組んでいる環境保全 についてお話していただきます。

第24回 9/25(日) 17:00-18:00 於:佐渡ステーション
藤井伸二先生(人間環境大学)
「生物多様性と生態系サービス入門」

生物多様性の恵みは,UNEPのミレニアムエコシステムアセスメント報告書(2005)において「生態系サービス」として再定義されたました.これが我々の生物多様性理解のスタートと言えるでしょう.食料やエネルギーの大部分は生物多様性を基盤とする生態系サービスによるものです.地球の大気を酸素型惑星に改造(テラフォーミング)したのは光合成生物です.過去の歴史を振り返ると,人類の発展は生態系サービスによって支えられてきました.帝国主義時代の大英帝国の繁栄を支えたのはサトウキビ,近世ヨーロッパの人口爆発を支えたのはジャガイモ,日本の近代化を支えたのは生糸でした.現代では,遺伝子資源という形で生物多様性が大きくクローズアップされています.生態系サービスについて紹介するとともに,生物多様性の現状について考えたいと思います.

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