田んぼダムスマート化の是非

水田の洪水緩和機能を人為的に高める取組「田んぼダム」にICTを導入することが検討されています。“スマート田んぼダム”と呼ばれる本取組は農林水産省が主導し、令和3年度より実証事業が進められています。しかし田んぼダムの洪水緩和機能を確実に発揮させることが可能になる一方、導入コストおよびICT機器の耐久性が懸念され、社会実装に不安を残しています。
 そこで本研究では、数値シミュレーション手法を駆使してスマート田んぼダムの費用対効果を検証し、その是非を問います。