新潟大学農学部附属
フィールド科学教育研究センター 









はじめに


新潟大学農学部附属

フィールド科学教育研究センター長

長谷川 英夫(HASEGAWA Hideo)


1956年に制定された大学設置基準第39条において、農学に関する学部には農場、獣医に関する学部・学科には家畜病院、畜産に関する学部・学科には飼育場または牧場を設置することが定められ、農学部に附属農場を設置する根拠となりました。1949年(昭和24年)に新生国立大学として新潟大学が創立され、旧中蒲原郡村松町にあった新潟県農林専門学校(現・村松ステーション)を母体として新潟大学農学部が設立されました。  附属農場は教室での座学を実践する場として機能してきましたが、近年では、国立大学法人化、予算削減の流れを受けて、保有する機械・設備の老朽化が顕在化していました。令和3年度末に文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」に採択され、令和4年度から「フィールドを舞台に農業DXをけん引する高度農業人材育成プログラム」を本格的に開始しました。可変施肥田植機、土壌分析装置、最先端のロボットトラクタ、温室効果ガスのモニタリングシステムなど数々の高度な機器を附属農場に導入することができました。  今後はこれらのDX機器を農学部の教育と研究にフル活用して、データサイエンティストの資質を備えた高度農業人材の育成を推進します。農学部に入学した学生が附属農場の実習を通じて最先端の農業を体験し、さらにその先にある農業の姿を考えて欲しいと願っています。さらに、農業DXに関する産業界等との共創拠点の形成に努め、地域の課題解決を図ります。


新潟大学農学部附属フィールド科学教育研究センター

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新潟大学