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特別シンポジウム

当センターが過去に開催した特別シンポジウムを紹介しています。

特別シンポジウム2

平成19年9月2日

テーマ「これからの非常食・災害食のために」

 

講演

1)「ライフラインの喪失と食事の条件」
  別府 茂 氏 (日本防災士会 新潟県支部)
2)「新潟防災救災産業研究会での中越地震における食問題調査報告書」
  真藤 高明 氏(財団法人 新潟経済社会リサーチセンター)
3)「能登半島地震での経験:歯科が担う口腔ケアと食べることへの支援とは-」
  和泉 忍 氏(石川県歯科医師会)
4)「非常食災害食のために」
  田辺 英児 氏(株式会社 クレスク)
5)「企業備蓄の現状と課題」
  守 茂昭 氏(財団法人 都市防災研究所)
6)新潟県災害時栄養・食生活支援活動ガイドラインの策定の目的と課題」
  磯部 澄枝 氏(新潟県福祉保健部健康対策課)
 



 新潟市民プラザにおいて,「これからの非常食・災害食のために」と題してシンポジウムを開催しました。平成16年10月に発生した新潟県中越地震に始まり,18年3月の能登半島地震,7月の新潟県中越沖地震と県内外で連続して発生した震災の経験から,このシンポジウムには,「非常食・災害食」に関わる行政・民間の関係者のみならず,医療関係者や学生,そして一般市民の方々の関心も高く,200 名に上る参加がありました。

 日本防災士会,災害食を製造販売している食品メーカー,新潟県等の専門家を講師に招き,1)現状での問題点,2)被災現場における実態,3)対策の現状と課題,4)行政の新しい取り組みをテーマに講演並びにパネルディスカッションが行いました。また,会場には,実際に市販されている「非常食・災害食・介護食」を展示し,試食コーナーも開設し,参加者から非常食・災害食に対する関心や理解を深めて頂きました。この模様は、各種新聞、テレビ等で報道されました。

 また、このシンポジウムの内容は、「これからの非常食・災害食に求められるもの2:災害時に必要な食の確保」(新潟大学地域連携フードサイエンスセンター編)」として、2008年に光琳(東京)より出版いたしました。