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農学部紹介

学部長挨拶

農学は「食料」「生命」「環境」を支える総合科学です。

新潟大学農学部長 西海 理之
新潟大学 農学部長
西海 理之

農学は、農林水産業の基盤としての学問であるのはもちろんですが、人類社会に深く関わる「食料」「生命」「環境」を支える総合科学としても重要です。今日、人類が直面している人口、食料、環境、エネルギー等に関わる諸問題は、総合科学としての農学分野が中心となって取り組むべき課題と言えます。その際には、理学、工学、医学、社会科学等のあらゆる分野との連携・融合も必要になってきます。農学は今、最も注目を集める学問分野の一つと言っても過言ではありません。

新潟大学農学部は、「食料生産と環境保全に関する幅広い基礎学力と総合的応用力を備え、我が国のみならず世界で活躍できる、創造性豊かで広い視野を持った人材の育成」を教育目標として、地域、国内および国際社会で活躍する多くの農学系人材を送り出してきました。本学部は、これまでの教育研究の豊富な実績を踏まえつつ、地域と社会が求める多様なニーズに柔軟に対応できるように、2017年4月から1学科5プログラムの新たな体制で教育研究をスタートさせました。新たな体制では、新潟の代表的な産業である食品分野の教育研究と人材育成を強化するとともに、理学部との学部横断型プログラムを新設する等、農学分野の教育研究の柱である「食料」「生命」「環境」の教育研究をさらに充実させました。具体的には、農林畜産物の生産・加工・流通、生命現象の解明に基づく最新のバイオテクノロジー、生物機能の開発と応用、食品の機能性や新たな加工技術、地域および地球環境の理解と保全、野生動植物の生態と保護等に関する幅広い、そして先端的・実践的な教育研究を展開しています。

新潟大学農学部では、インターンシップを軸とした就業力育成科目を4年間のカリキュラムに段階的に組み込んでいます。このような就業力育成プログラムの効果もあり、卒業生の就職率は毎年高く、就職を希望する学生のほとんどが就職できている状況にあります。また、本学部は国際交流やグローバル人材の育成にも力を入れています。アジア諸国はもちろんのこと、遠くロシアやトルコ等からも留学生を受け入れるとともに、それらの国々の協定校への学生派遣も行っています。その際には、学生支援機構の奨学金等の支援制度を活用し、留学を希望する学生が少ない自己負担で海外へ派遣されています。

新潟は佐渡島を含め、山から平野、そして海に至る豊かな自然環境に恵まれており、多様な動植物を見ることができます。また、コシヒカリに代表される美味しいお米や、さまざまな農産物を産出する日本有数の食料生産地帯であり、1,000社を超える食品関連産業が集積する我が国有数の「食づくり」地域です。米どころ新潟を支えるための分水路や排水機場等、大規模な治水工事の成果も目にすることができます。また、新潟は雪崩や地滑りの多発地帯であり、その防災・減災技術も進んでいます。このような農学を学ぶ上で恵まれた環境にあることを生かし、新潟大学農学部は、総合科学である農学の諸分野の基礎から応用に至る幅広い教育研究、新潟の地域性を生かした特色ある、そして先端的な教育研究を推進し、毎年多くの有為な人材を輩出しています。

基本理念

農学部は、21世紀における「持続的な農業の発展と環境の保全」を目指し、総合的な教育研究を弾力的に推進・発展させるため、以下のような目標を掲げています。

  1. 1.生物生産産業の発展、自然環境との共生に向けて、最新のバイオテクノロジーや情報科学等の科学技術を導入しつつ、多様化する社会の要請に柔軟に対応し得る教育・研究体制の確立
  2. 2.地域農業の生産性の向上や農林業を基幹とした農山村の振興等に貢献する教育研究
  3. 3.国際的な視野を持ち、基礎科学と応用技術を活用できる人材の養成
  4. 4.学際的な研究の活性化及び地域貢献型プロジェクト研究の推進

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