神戸新聞に山崎将紀教授のコメントが掲載されました.
公開:2022年10月20日
神戸新聞 2022年10月16日 朝刊に、山崎将紀教授のコメントが掲載されました( https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202210/0015727545.shtml )。
以下にその要約を記します。
兵庫県特産の酒米品種「山田錦」は生まれてから86年が経ちます。
「山田錦」や「コシヒカリ」の栽培や研究を長年行ってきた、山崎将紀教授は以下のように答えました。
一般に、イネ品種の需要期間は短いです。気候変動に適応できずに品質が落ちてしまうなどの理由で、普及は平均十数年で消費者から忘れ去られることが多いです。新潟県に馴染みが深い「コシヒカリ」は生誕66年を超えていますが、「山田錦」の86年は異例といえます。
しかし、その「山田錦」も近年の気候変動で岐路に立たされており、品種改良により、「山田錦」の後継となる系統ができてきましたが、その普及には生産者や酒造メーカーなどの話し合いや合意を試みる時期になってきています。「コシヒカリBL」のような品種登録や普及方法はとても参考になっていくと考えられます。