農学部の斎藤嘉人助教が，2023年9月4日（月）に開催された農業環境工学関連学会２０２３年合同大会（筑波大学）にて，「農業食料工学会研究奨励賞」を受賞しました。

公開：2023年9月19日

農業食料工学会は，トラクタや田植機，コンバインといったいわゆる“農業機械” そのものに関わる研究開発から，センシング技術や電子制御，ICTの活用さらには環境やエネルギ，食料生産・流通に係わる技術分野を活動領域とする，農業工学分野を代表する学会です。

研究奨励賞は，農業食料工学会において顕著な成果をあげ，将来の発展が期待される若手研究者に授与される賞です。斎藤助教の受賞テーマ「光の多重散乱応答に基づく豆腐の微細構造評価手法の開発」は，光の伝播の中でも多重散乱応答に着目することで，簡便な光学系により豆腐の凝固品質である微細構造の特徴を評価できることを示したものです。光の多重散乱を起こす他の食品や材料への幅広い応用も期待できることから，学術的汎用性および実用性が評価され，受賞に至りました。