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教員紹介

  • 流域環境学プログラム
  • 顔写真:稲葉 一成
  • 稲葉 一成

    准教授

    担当講義:
    測量学,測量学実習,土環境工学,農環境デザイン入門,水土環境工学実験

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グリーティング

「地すべり」という現象をご存じでしょうか。簡単に言うと、大地が原形を保ったまま移動する現象です。崖崩れなどと比べて移動速度は遅く、また再発するという特徴もあります。最近では、2004年の中越地震や2008年の岩手・宮城内陸地震に伴って大規模な地すべりが発生していますので、ニュースの映像などで地すべりによる被害をご覧になった方は多いものと思います。地すべりは地震時に発生するだけでなく、融雪期や豪雨時にも多く発生します。新潟県は地すべりを引き起こしやすい地質が広く分布しているうえに、春には多量の融雪水が地下に浸透することが重なって、全国でも一番の地すべり多発県となっています。

研究分野・テーマ
地すべり発生の引き金となる地下水について、その挙動や流動経路・起源を調べています。地すべり地の地下水は複雑な分布をしていて、同じ場所でも深さが異なると挙動や水質も異なります。地下水位・水圧の変動や水質分析などによって地下水を区分し、地すべりの発生に最も影響を与える地下水を絞り込むことを目的とした研究に取り組んでいます。 その他には、洪水や液状化による農地の被害など地すべり以外の災害にも取り組んでいます。

  • 大規模な地すべりこれは2004年の中越地震で発生したものです。移動した土塊や杉林は傾いているものの、あまり乱れた様子はなく、原形を保ったまま移動したことがわかります。
    大規模な地すべり
    これは2004年の中越地震で発生したものです。移動した土塊や杉林は傾いているものの、あまり乱れた様子はなく、原形を保ったまま移動したことがわかります。
研究業績・略歴

1994年~1996年:(財)砂防地すべり技術センター、
1996年~1999年:秋田県立大学短期大学部、
1999年~現在:新潟大学 研究業績については、研究者総覧 をご覧下さい。

> 研究者総覧:稲葉 一成
アルバム
  • 地下水調査<br />深さ20mの井戸内での採水
    地下水調査
    深さ20mの井戸内での採水
  • 7.13水害<br />洪水で土砂が堆積した水田
    7.13水害
    洪水で土砂が堆積した水田
  • 中越地震<br />液状化で噴砂が生じた水田
    中越地震
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