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教員紹介

  • 応用生命科学プログラム
  • 食品科学プログラム
  • 顔写真:鈴木 一史
  • 鈴木 一史

    准教授

    担当講義:
    微生物学、分子微生物学、微生物学実験

  • グリーティング
  • 研究分野・テーマ
  • 研究業績・略歴
  • アルバム
  • リンク
グリーティング

細菌、カビ、酵母などの微生物。それは顕微鏡でしか見ることの出来ない小さな生物です。微生物からは何を連想しますか? いわゆる「ばい菌」を最初に思い浮かべるでしょうか。しかし、私達人類に役に立っている微生物がいることをご存知ですか? 納豆、味噌、しょう油、ヨーグルト、日本酒、ビール、ワインなど、これらは微生物の働きでできる発酵食品・アルコール飲料です。下水処理に役に立つ微生物も存在しています。また、生物が到底住めないだろうと考えられる劣悪な環境(高温、低温、高塩濃度、高圧など)でも生きている細菌もいます。これら細菌をはじめとする微生物は人間の考えつかないような様々な力を持っているのです。微生物の生命の仕組みにはまだ多くの謎が残されています。それらの謎を明らかにし、微生物の機能を応用することを目的に研究を行っています。

研究分野・テーマ
・細菌におけるアンチセンス型小分子RNA(small RNA)による遺伝子発現調節機構
・細菌のsmall RNAとRNA結合タンパク質による遺伝子発現調節機構(下記参照)
・細菌のバイオフィルム形成や運動性に関わるGGDEF/EALタンパク質に関する研究
・細菌が生産する新規多糖とその分解酵素に関する研究
・自然界からの酵母の分離と解析

細菌は自分の置かれている環境の変化を感じ取り、それに応じて遺伝子の発現を制御しています。遺伝子の発現は複雑で巧妙な様々なシステムによって制御されています。私はその中で「small RNA」という小分子のRNAが関与する発現制御システムに関する研究を行っています。下の図は、small RNA CsrBの構造とその働きを表しています。CsrBは細菌のバイオフィルム形成の調節など様々な遺伝子を制御するRNA結合タンパク質(CsrA)に結合し、その働きを阻害します。阻害を解除したい時どうするのか? RNA結合タンパク質(CsrA)に結合したsmall RNAが素早く分解され、RNA結合タンパク質が束縛から解き放たれて働けるようになります。私はこのsmall RNAの分解を調節しているタンパク質(CsrD)を発見し、そのメカニズムの解明に取組んでいます。
さらに、大腸菌や乳酸菌の新たな多糖生産と分解に関する研究や自然界からの酵母の分離などにも取組んでいます。詳しくは応用微生物学研究室ホームページを参照して下さい。

 
  • CsrA-CsrB 複合体
    CsrA-CsrB 複合体
  • CsrB RNAの二次構造
    CsrB RNAの二次構造
研究業績・略歴

主な学術論文
1. C. A. Vakulskas, Y. Leng, H. Abe, T. Amaki, A. Okayama, P. Babitzke, K. Suzuki, and T. Romeo. (2016) Antagonistic control of the turnover pathway for the global regulatory sRNA CsrB by the CsrA and CsrD proteins. Nucl. Acids Res. 44(16):7896-7910.
2. K. Suzuki, M. Shimizu, N. Sasaki, C. Ogawa, H. Minami, H. Sugimoto, and T. Watanabe (2016) Regulation of the chitin degradation and utilization system by the ChiX small RNA in Serratia marcescens 2170. Biosci. Biotechnol. Biochem. 80(2):376-385.
3. M. Ito, K. Nomura, H. Sugimoto, and T. Watanabe, K. Suzuki. (2014) Identification of a Csr system in Serratia marcescens 2170. J. Gen. Appl. Microbiol. 60:79-88.
4. K. Igarashi, T. Uchihashi, T. Uchiyama, H. Sugimoto, M. Wada, K. Suzuki, S. Sakuda, T. Ando, T. Watanabe, and M. Samejima (2014) Two-way traffic of glycoside hydrolase family 18 processive chitinases on crystalline chitin. Nature Communications. 5, Article number: 3975.
5. 鈴木一史. (2007) Small RNA (CsrB/C)の分解を制御するGGDEF-EALタンパク質CsrD. 実験医学 25(3):397-401.
6. K. Suzuki, P. Babitzke, S. R. Kushner, and T. Romeo. (2006) Identification of a novel regulatory protein (CsrD) that targets the global regulatory RNAs CsrB and CsrC for degradation by RNase E. Genes & Development 20(18):2605-2617.

主な国際学会発表
1. K. Suzuki, H. Minami, C. Ogawa, N. Sasaki, M. Shimizu, S. Takano, H. Sugimoto, and T. Watanabe (2015) Role of small RNA in chitin degradation and utilization system of Serratia marcescens. The 5th Asian Conference on Green Technology in Agriculture: Chances and Challenges for a Better Life. Chiang Mai, Thailand.
2. K. Suzuki, N. Sasaki, C. Ogawa, M. Shimizu, S. Takano, H. Sugimoto, and T. Watanabe. (2013) Regulation of chitin degradation and utilization system by ChiX small RNA in Serratia marcescens. 10th Asia-Pacific Chitin and Chitosan Symposium / 27th Japanese Chitin and Chitosan Symposium. Yonago, Japan.
3. K. Suzuki, M. Shimizu, C. Ogawa, N. Sasaki, S. Takano, H. Sugimoto, and T. Watanabe. (2013) Coordinate regulation of the chitin degradation and utilization system by small RNA in Serratia marcescens. American Society for Microbiology 113th General Meeting. Denver, Colorado.
4. K. Suzuki, M. Ito, A. Okayama, T. Watanabe, and T. Romeo. (2010) Analysis of turnover of the global regulatory RNA CsrB in Escherichia coli. American Society for Microbiology 110th General Meeting. San Diego, California.
その他、研究者総覧・研究業績及び応用微生物学研究室ホームページを参照してください。

> 研究者総覧:鈴木 一史
アルバム
  • 研究室忘年会(2014年12月)
    研究室忘年会(2014年12月)
  • オープンキャンパス:研究室学生による研究紹介。顕微鏡による酵母の観察(2014年8月)
    オープンキャンパス:研究室学生による研究紹介。顕微鏡による酵母の観察(2014年8月)
  • 研究室OBとの交流会・バーベキューパーティー(2011年8月)
    研究室OBとの交流会・バーベキューパーティー(2011年8月)
  • >寒天培地上でカニ殻成分である不溶性キチンを赤い細菌が分解する様子。<br />キチン分解細菌の周りには、キチンの溶解ゾーンが観察されます。
    寒天培地上でカニ殻成分である不溶性キチンを赤い細菌が分解する様子。
    キチン分解細菌の周りには、キチンの溶解ゾーンが観察されます。
  • 三角フラスコで細菌を培養します。キチン分解細菌は不溶性のキチンを分解して生育します。
    三角フラスコで細菌を培養します。キチン分解細菌は不溶性のキチンを分解して生育します。
  • キチン含有寒天培地でキチン分解細菌を培養した様子。<br />キチンを特殊な色素で青く染めると、細菌がキチンを分解している様子がよくわかります。
    キチン含有寒天培地でキチン分解細菌を培養した様子。
    キチンを特殊な色素で青く染めると、細菌がキチンを分解している様子がよくわかります。
  • 2006年6月までアメリカ合衆国のアトランタ・エモリー大学で研究を行っていました。緑に囲まれた美しいキャンパスです。
    2006年6月までアメリカ合衆国のアトランタ・エモリー大学で研究を行っていました。緑に囲まれた美しいキャンパスです。
  • ベトナム・Tay Nguyen Universityでのセミナーの様子(2010年9月)
    ベトナム・Tay Nguyen Universityでのセミナーの様子(2010年9月)
  • ベトナムTay Nguyen Universityでのワークショップ。ベトナム、韓国、台湾の研究者達と。(2012年6月)
    ベトナムTay Nguyen Universityでのワークショップ。ベトナム、韓国、台湾の研究者達と。(2012年6月)
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