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教員紹介

  • 流域環境学プログラム
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  • 顔写真:権田 豊
  • 権田 豊

    准教授

    担当講義:
    測量学、測量学実習、防災系演習及び実習

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グリーティング

我が国は地形が急峻で、弱い地質なため、梅雨や台風の時に大雨が降ったり、大きな地震が発生した場合には、斜面崩壊、地すべり、土石流等が生じ、人命や財産に甚大な被害を及ぼしてきました。このような土砂災害を防止するため、長年にわたり「治山・砂防事業」とよばれる防災事業が展開され、効果を発揮してきました。しかし、防災に重点が置かれ過ぎたこと、施工技術の巨大化が相まって、近年、自然環境との調和を欠いた防災目的の構造物が出現するようになりました。現在、治山・砂防事業の計画・遂行にあたっては、防災効果だけでなく、自然環境、特に生態系への配慮が求められるようになりました。私の研究室(通称:砂防研究室)では、「環境にやさしい砂防事業を実現するための様々な研究を行っています。

研究分野・テーマ
現在の研究テーマは次の4つ。砂防という分野の特性上、植物や魚類を対象とした研究から、土砂災害の発生メカニズムの研究まで幅の広い研究をおこなっています。この他にもチャレンジしているテーマがたくさんあります。
1. 土砂災害を防ぐ方法について考える!
 土砂災害を防ぐためには、実査に発生した土砂災害の事例を収集・蓄積し、どのような条件の場所で土砂災害が発生しやすいのかを明らかにすることが必要です。私の研究室では、国内では、2004年の新潟・福島豪雨災害、新潟県中越地震、2007年の中越沖地震、2008年の岩手宮城内陸地震、2009年の山口豪雨災害、国外では、2008年の台湾のモーラコット台風災害、2010年のインドネシアメラピ火山噴火災害、2016年熊本地震災害の現地調査を行い、GIS(地理情報システム)を用いて、土砂災害が発生しやすい条件を解析したり、数値シミュレーションにより土砂災害の危険性の高い箇所を予測する手法を検討したりしています。

2. 自然な渓流ってどんな渓流?
 治山・砂防事業の舞台である山地河川には、平地河川には見られないStep-Pool構造とよばれる河床の凹凸が存在しており、その凹凸を利用して多様な水生生物が棲み分けをおこなっています。「自然にやさしい治山・砂防事業」を実現するためには、Step-Poolのような微地形が治山・砂防事業によってどのような影響を受けるか、そもそも自然の状態ではどのような形をしているのかを知らなくてはなりません。私の研究室では、新潟県内の河川を中心にStep-Poolの形状の計測を行い、自然な状態でのStep-Poolの形状を予測する経験式を研究しています。

3.魚の気持ちになって防災事業を考える!
 河川の土砂移動を制御するための砂防堰堤は、河川の上流と下流に大きな落差を生じるため、魚をはじめとする水生生物の移動を妨げてしまいます。近年、砂防堰堤が土砂移動を制御するための機能を維持しながら魚の移動を助ける手段として、砂防堰堤に魚道が設置されるようになりましたが、設置された魚道がきちんと機能しているのかどうか、調査コストの関係で十分には調査されていません。私の研究室では、魚道を魚の視点から評価し問題点を明らかにすることを最終的な目標として、魚が魚道をどのように利用しているのか「あまりお金をかけずに」「魚に調査していることを意識させずに」調査を実施するために魚の自動計測装置「魚カウンター」の研究開発をおこなっています。

4.海岸林のメカニズムに迫る!
 日本の海岸には、海から吹き付ける強い風や飛砂の害から田畑や住宅を守るために、長い年月をかけて海岸クロマツ林がつくられてきました。しかし近年、海岸クロマツ林はマツノザイセンチュウにより甚大な被害を受け、その再生がすすめられています。海岸クロマツ林を再生するにあたり、海岸林の防風効果の定量評価が求められています。私の研究室では、海岸林の防風効果を簡便に評価する手法の開発を進めています。
研究業績・略歴
アルバム
  • インドネシアの調査地で観測された土石流
    インドネシアの調査地で観測された土石流
  • インドネシアメラピ火山で発生した火砕流の被災地の写真
    インドネシアメラピ火山で発生した火砕流の被災地の写真
  • インドネシアでのフィールド調査
    インドネシアでのフィールド調査
  • 魚道を遡上するサケを計測中の魚カウンター
    魚道を遡上するサケを計測中の魚カウンター
リンク

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