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教員紹介

  • 流域環境学プログラム
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  • 顔写真:阿部 晴恵
  • 阿部 晴恵

    准教授

    担当講義:
    主に佐渡島での実習を担当しています。

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グリーティング

2011年4月に着任いたしました。佐渡ステーションにおいて、文科省教育関係共同利用拠点に関わる実習などを担当しています。前職は、東北大学大学院農学研究科において、絶滅危惧植物の遺伝情報に基づく生物多様性保全に関する研究に従事していました。また、学芸員、環境NGO団体での仕事等を経験してきました。研究ではヤブツバキやユキツバキなどを含むツバキ節の種分化に関する研究を日本と中国で行っています。また、島嶼地域における生物の進化メカニズムの解明や、種多様化のソースとしての島の役割について研究しています。佐渡島は、天然スギ、ブナ、ヒバの大木から暖温帯の植生まで、変化に富んだ自然豊かな場所です。是非、すばらしいフィールドで、自分の5感を通して何かを感じ取ってください。学習においては、科学的な視点や思考力を身につけ、専門に囚われず、幅広い学問領域のなかから柔軟に自分の興味にあった研究テーマを見つけて欲しいと思います。

研究分野・テーマ
植物の生態研究を中心として、哺乳類から鳥類まで、様々な対象生物を扱っています。遺伝情報を用いて、動植物間の相互作用系を解析しています。

1. 島嶼地域における生物の進化メカニズムの解明
島嶼地域(佐渡島、伊豆諸島など)では、生物の形態的、生態的変化や固有化など、様々な特異性(進化)が見られます。これらの進化的背景を解明するために、分子系統学的研究や生態学的研究(種間相互作用)を行います。現在は、島での白花化現象がみられるホタルブクロなどを対象にしています。

2. 種多様化のソースとしての島の役割の解明
生物の移入の順序とタイミングが進化における多様性の出現に大きく影響するといわれています。佐渡島における構成種の移入の順序や先住効果が、島嶼生態系の成立に与える影響を検証ししています。また、島嶼は進化の実験場と言われるだけではなく、島嶼環境において分化(種分化)した生物が本土に再移入し、その結果、本土における多様性を高める効果があることが実証されています。このため、島から本土への再移入の効果も検証します。

3. 日本の植物のふるさと(起源)を知る
アジア大陸から日本列島へ移入したと考えられる種(ツバキ節)を対象に、日中で系統学的な研究を行っています。

4. 希少植物や絶滅危惧種生態系の保全に関する研究
希少植物やその生育域全体(景観全体)を対象に、生態情報及び遺伝情報を合わせた保全策の構築を目指します。
研究業績・略歴
アルバム
  • 鳥媒花ヤブツバキの花粉流動
    鳥媒花ヤブツバキの花粉流動
  • 島における白花シンドローム
    島における白花シンドローム
  • ユキツバキの祖先は?
    ユキツバキの祖先は?
  • 種多様化ソースとしての島の役割
    種多様化ソースとしての島の役割
リンク

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