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教員紹介

  • 応用生命科学プログラム
  • 顔写真:鈴木 一輝
  • 鈴木 一輝

    准教授

    担当講義:
    土壌生化学、分析化学実験

  • グリーティング
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グリーティング

土壌には多種多様な微生物が生息し、その機能も多岐にわたります。土壌の酸化や還元、生物遺体の分解、施用した肥料成分の変換、温室効果ガスの放出など、土壌の物質循環の中心にはこれら微生物の活動があります。また、植物との関係に注目すると、土壌栄養循環はもちろん、大気中から窒素を取り込むものや、根の内部に入り込み共生関係を構築するもの、逆に病害を引き起こすものなど、彼らの生態を理解することは農耕地や自然の保全に重要です。
こうした背景のもと、私たちの研究室では、農耕地土壌を中心に微生物群集の機能や相互作用、植物との共生関係について研究を展開しており、農業や劣化土壌の修復に役立てたいと考えています。

研究分野・テーマ
1.土壌微生物の群集形成機構に関する研究
土壌には1 gあたり数億~数百億個の多種多様な細菌が群集を形成して生活しています。有機物の分解や温室効果ガスの放出を含む土壌の養分循環を駆動する微生物の種類と存在割合はどのようにして決まるのでしょうか? 私たちは様々な環境の土壌で、どのような微生物が、どのような割合で存在してるのかを解析し、環境因子が微生物群集にどのような影響を与えるのか探っています。

2.植物共生微生物に関する研究
植物の根の中にはエンドファイトと呼ばれる微生物群が存在し、その多くは土壌から侵入したものです。エンドファイトの中には植物ホルモンを生産して発根を促すなど、植物の生育を促進するものも多く知られています。また、アーバスキュラー菌根菌のように植物根から菌糸を土壌中に張り巡らし、植物の養分吸収を助けるものもいます。このような植物共生微生物の機能と生態について研究を行っています。

3.環境核酸を用いた生態系の理解に関する研究
近年、核酸(DNAやRNA)を短時間に大量に解析する技術が発達してきました。土壌や植物体内の微生物のほとんどは現在の技術では培養することが困難なものですが、これらの環境中の核酸を分析することで微生物群集を詳細に解析することが可能となりました。また、環境核酸分析は応用の幅が広く、植物群集などへの応用にも挑戦しています。
研究業績・略歴
アルバム
  • 試料採取やフィールド試験の様子
    試料採取やフィールド試験の様子
  • 土壌培養や栽培実験の様子
    土壌培養や栽培実験の様子
リンク

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